『国連人権理事会―その創造と展開』
戸塚 悦朗 著
2006年、国連に「人権理事会」が新設された。長年、国連の場で実践的、理論的に活躍する著者が国連と人権、そして人権理事会の意義を語る。
ISBNコード978-4-535-51721-9 発刊日:2009.11
日本評論社 判型:A5判 ページ数:240ページ
定価:税込み 4,725円(本体価格 4,500円)
…昨年11月、『国連人権理事会――その創造と展開』を日本評論社より出版いたしました。1948年国連総会は世界人権宣言を採択し、新しい時代の幕を開けました。国連は一刻も歩みを止めることなく、世界人権宣言の実施のための努力を積み重ねてきました。2006年国連改革が成功、人権理事会の創造に結実しました。62年前に国連が「世界人権宣言」を定めて新時代がはじまりましたが、4年前に国連がその実施機構を大幅に改革し、「人権理事会」を創設したことで、第2の「人権」の時代の幕が開いたと言えましょう。象徴的な歴史的な出来事でした。今後も国連人権理事会は重要な展開を続けて欲しいと、期待を寄せています。
私は、これまで国連人権機構を活用した人権擁護実務活動に半生を費やしつつ学んでまいりましたが、浅学のため、最近になって知ったことも少なくありません。この本の執筆中のことです。「人権」が、国連憲章上の単なる言葉に止まらず、国連の宣言という形で具体的な内容をもって表されたことは、私の想像以上に重要なことであったことに気がつきました。
宣言以前は、私達は「国民」(あるいは臣民)として国家の枠の中に閉じ込められていましたし、外国人は差別されるのが常でした。女性は一人前の人とは認められませんでした。しかし、宣言は、女性も、「国民」ではない外国人も人であり、生まれながらにして同じ人権を持っていることを確認しました。宣言の最大の意義は、私達一人ひとりの人間こそが、国家を超えて、かけがえのない尊厳の存在である「人類社会の構成員」であることを国際社会が認めたことにあるのではないか。「分かりきっている」と思われるかもしれませんが、それ以前にはこのことが、地球規模で認められた形跡を見つけることができませんでした。そのことは、宣言の大きな意義を示しているのではないか。私にはそう思えてならないのです。
日本では、今日でも「人権」概念は、まだ十分に受け容れられていませんし、私達の生きかたの一部にはなっていません。政治家が『人権』という言葉を使うことも多くはありません。国連人権理事会の時代には、人権外交が何歩も前進して欲しいものです。…(戸塚悦朗氏の書簡から)
靖国シリ−ズNO.5『わたしたちは天皇制をなぜ問題にするのか 天皇制問題Q&A』
NCC靖国神社問題委員会編 580円(送料共) 2010年2月発刊
渾身込めたシリーズの集大成で、先ず教会・キリスト者にと発信、26の設問に応えたもの。内容は、1−天皇と天皇制、2−十戒1項・戦争責任、3−天皇制と靖国神社、4−国民主権と天皇制(天皇制と対憲法・社会)、5−私たちの課題(日の丸・君が代、平和・人権、宣教の課題)、資料「宮中祭祀」・天皇制関係参考文献、です。教会、キリスト者間で天皇制を語ることをタブ−視しないため、まず内なる天皇制を問うべきでありましょう。
合せて靖国シリ−ズ・バックナンバ−1号「国立追悼施設」、2号「靖国問題」(日・英・中・コリア語)、3号「天皇制問題・20条問題」、4号「千鳥ケ淵問題」をお頒かちします。各500円。
注文先→0466−22−8015(FAXとも)坂内宗男まで